不倫のはじまり

今思えば、僕が不倫したきっかけは自分自身にあったのだと思います。家庭もあり、仕事も毎日行っていましたが、意識が低いと言えば良いのでしょうか。何をやってもパッとせず、そんな自分に嫌気がさしていたのかもしれません。
「なんとなく過ごす毎日」に納得できず、かと言って何か変化を起こせるほどの力もない。そんなモヤモヤした気持ちで過ごしている時に出会ったのがA子さんでした。
A子との出会い

A子さんとの出会いは職場近くのスナック。僕はあまり飲みに出るタイプではありませんでしたが、転勤している同期が出張で近くに来るということで、久しぶりに飲みに行ったんです。
ある程度腹も満たされ、それでも少し飲み足りなかったので、近くにあったスナックに行くことに。同僚との話も弾み、解散するのも名残惜しく、何気なく見つけたお店に入りました。
店内は常連らしき人が何人かいましたが、閑散としているわけでも、ガヤガヤしているわけでもなく、ちょうど良い感じでした。

案内された席に座り、おしぼりとコースターを出してくれたのが後に不倫相手になるA子でした。
A子は素朴な印象で、夜の世界には似つかわしくない見た目で、飲み屋に行くことがあまりない僕でも緊張せずに話せました。
僕と同期の関係や、久しぶりに再会したこと。さらに、同期は明日転勤先に戻ることを説明しました。
終電の時間になり、そろそろ帰ろうと思った時、A子に連絡先を渡されました。あまり飲みに行くことはないと説明しましたが、「大丈夫。いつか思い出した時に連絡して」と言ってくれたので名刺をもらい、店を後にしました。
家庭の居心地

その頃は仕事も落ち着いていて、残業もあまりありませんでした。ですが、妻にとっては毎日同じ時間に帰ってくる僕が鬱陶しかったのかもしれません。
帰宅したらすぐに風呂に入り、ビールを飲みながらゲームをするのが僕の日課でした。いつもと同じようにゲームをしていたら、妻が仕事から帰ってきました。いつもならすぐに夕飯の用意をしてくれる妻が、その日は違ったのです。
「いい加減にして!」妻が発した大きな声で握っていたコントローラーを落としたほどでした。僕は一瞬なにが起きたのかわかりませんでしたが、振り返ると眉間にシワを寄せた妻が鬼の形相でこちらを見ていました。
床にはスーパーの袋がぐしゃりと落ちており、卵のパックから割れた卵の液体が流れていました。目の前には妻がいる。その妻の横に落ちる袋と流れ出る卵液。間違いなく現実なのに、受け入れるには時間がかかりました。

いくらかの時間が経ち、やっと口を開いた自分から出た言葉は「なんで…?」でした。その間妻も何か言葉を発していたかもしれませんが、僕の耳には届いていませんでした。
気が付いた時、妻は床に手をつき泣いていました。焦った僕は妻の肩に手を添えようとした時、サッと手を払いのけられ、やっと僕は目が覚めました。
そして、ぽつりぽつりと話始めた妻の言葉は震えていました。
聞くと、なぜ共働きなのに自分だけが家事をしているのか納得できていないということ。仕事から帰る度、ひとりゲームに没頭する僕を見るのが嫌だったということ。
妻は限界を感じているということ――。
僕は妻の異変に気が付いていませんでした。そして、妻の現実を知り、僕はそんな妻から逃げたんです。
親密になる2人

妻との一件があってから、僕ら夫婦は以前より目を合わせることがなくなりました。
仕事から帰ると僕は逃げるように部屋に行き、妻が寝静まるまでリビングにも行かない。朝は妻が起きる前に家を出るようになったんです。
そんな日が1カ月くらい続いたある夜、自宅に帰ってコートをかけようとしたら、ポケットから落ちた一枚の名刺。あの日、スナックでもらった名刺でした。

角がくしゃっとなった名刺。名刺をもらったこともすっかり忘れていましたのでポケットに入ったままになっていましたが、A子の笑顔を思い出し、申し訳なさを感じました。
時刻は22:00。もし今日もスナックで勤務しているなら、A子は起きているはずです。きっと迷惑にはならないと思い、僕は名刺にあったQRコードを読み込みLINEを送りました。
「久しぶり。覚えてる?先日同期とお店に行った者です。」と。すると、すぐに既読が付き返信が来ました。
「もちろん覚えてるよ。連絡ありがとう♡今日はお店休みで、今お風呂あがったところ!」とのことで、そこから何通かLINEのやり取りをすることに。
ちょうど気になる映画があるとかで、次の週末に一緒に映画に行くことになりました。
A子と初めてのデート

一度会っただけ。しかも出会いの場はスナック。飲み歩かない僕でも、スナック勤務の女性と関係を深めるのは危険とわかっていました。
だけど、これまで感じたことのなかったストレスから逃れるため、僕はA子とデートすることを選んだ。映画に行くだけだ。それ以上でも以下でもない。自分自身にそう言い聞かせて。

A子が観たいと言っていた映画は、当時流行っていた韓国アクション。かわいらしいイメージのA子から提案されたのは意外でした。
でも、そのチョイスも良く、しばらく映画館に行ってなかった僕も大迫力の映画を楽しみました。
思っていた以上に映画が面白く、僕達は興奮冷めやらぬまま居酒屋に行くことに。居酒屋でもしばらく映画の話をしていたところで終電の時間が来ました。
本当はもっと話していたかったけど、A子と2人で出かけるのも初めてですし、その日は早めに解散。帰宅後は少しLINEをして就寝。
その日から、A子と毎日連絡を取るようになりました――。
お小遣いのほとんどはデート代に

映画に行って以来、A子とは度々デートする仲に。ランチや居酒屋。買い物や猫カフェに行きました。
いつも笑顔の彼女に助けられ、いつしか僕はA子とのデートがストレス発散になり、楽しみになっていました。家庭でも居場所がなく、仕事もメリハリがなくなっていた。そんな僕にとって、彼女の存在は欠かせないものになっていたんです。
小遣いで賄っていたデート代はそろそろ底が見えていた。でも、僕は現実から目を背けていたんです。
少しでも彼女と一緒にいたかった――。
足りなくなる交際費

金が無くては彼女に会うこともできない。本当はスナックにも会いに行きたいくらいでしたが、そんな余裕はもちろんない。
デートに誘うとなれば最低でも1日2万円は必要でした。そんな僕の小遣いは月5万。月に2回のデートが精いっぱいでした。
不倫交際費を捻出するため闇金を利用する

もうA子なしの生活は考えられない。そう思った僕は、借金を決意しました。アコムやアイフルに借りたら妻にバレるかもしれないと思い、なんとか他の手段で金を捻出する術を探しました。
ネットで見つけた闇金

なかなか良い方法が思いつかずにいた頃、某SNSで見つけたのが融資に関する投稿。審査なしで借りられる業者でした。
「これだ!」と思った僕は居てもたってもいられなくなり、早速申し込むことに。とにかく返信が早くて驚きました。
まずはDMで連絡があり、名前や住所などの個人情報と希望金額を聞かれました。初回利用時の上限は5万円。

そこで僕は、上限いっぱいの5万円希望と連絡し、先方の返答を待つことに。すると、免許証の写真と自分の顔写真、さらに緊急連絡先の提示を求められました。
その他、家族構成と実家の住所・電話番号を書く欄もあったと思います。とにかく求められたものは全て入力し、自分の写真、免許証の写真を撮って送りました。
送信から10分ほどで「融資できるので5万円振り込みました。」と連絡がありました。すごくホットしたのを覚えています。
即金が欲しかったので、もし借りられなかったらどうしよう、と思っていましたから。
初回利用時に借りた5万円の使い道

闇金から借りた5万円の使い道は、もちろんA子とのデート代。どこに行ってなにをするか、彼女とLINEでやり取りしているだけでワクワクしました。
結局、某テーマパークに行くことになり、当日はそれらしくカチューシャの耳をつけて気になる乗り物にも乗りました。
お土産も買って、大満足で帰宅。やっとの思いで借りた5万円に感謝しましたね。
崩れ始める生活バランス|仕事と家庭、不倫の行く末

楽しかったのはここまで。テーマパークから帰り、一気に現実が押し寄せてきました。借りたものは返す必要がある。それが借金ですからね。
仕事に支障が出るほどの取り立て

初めての返済日は、5万円が振り込まれてから10日後。その日は給料日でもなんでもなく、普通の日でした。
臨時収入があるわけでもない僕は、5万円を用意できるはずもありません。指定された口座に振り込みで返済とのことでしたが、金のない僕は闇金に返済できず、ただ連絡を無視するしかありませんでした。

何度も何度も鳴る電話。電源を切ってしまおうかと思いましたが、僕の仕事は営業。お客さんから電話が来るかもしれないのに電源を切るわけにはいきません。
電話と入れ違いで来るメッセージもひっきりなし。中にはお客さんからのメッセージもありました。「何度かかけているが、話し中だったのでメッセージをした」と。
このままではお客さんから会社にクレームが入りかねません。そこで、直接訪問できる企業には出向き、携帯端末が故障し、かろうじてメッセージを読めたので伺った、とウソをついてその場しのぎで対応しました。
闇金返済のため妻にお金を借りる

電話を無視したところで闇金の取り立てがなくなることはない。そう感じた僕は、妻にお金を借りられないか相談しました。
「次の給料日に必ず返済する」という約束のもと。しばらく妻とはすれ違いの生活をしており、ろくに言葉も交わしていなかったので、始めは不信がられ、てっきり断られるかと思いました。
ですが、何日も口を利かなかった僕が突然金を貸してほしいと言ったのです。妻は緊急事態だと感じたようで、なにも聞かずに6万円を貸してれました。
なぜ6万かというと、闇金に借りたのは5万円ですが、利息があるから。利息は10日で1割(5,000円)。この時点で11日経っていたので、返済日2回分。1万円の利息がありました。
そこで、返済には6万円が必要。ということで、妻に金を借り、無事闇金に返済できました。
壊れ始めるA子との関係

この頃になると、A子との関係が悪くなっていました。映画に行ったのを皮切りに、僕らは毎日連絡を取り合っていたし、どこに行きたいとか何を食べたいというやり取りを頻繁にしていましたから。
ですが、テーマパークから帰り、僕はA子に連絡することがありませんでした。妻に金を借りたのもあり、さすがに呑気に連絡できないと思ったんです。
突然連絡が来なくなったことに腹が立ったのか、A子からは「大丈夫?」などの心配の他、「嫌いになったの?」という不安を表したもの。さらに「いい加減にしろ」と怒りの連絡もありました。
基本的にはLINEのメッセージでやり取りをしていましたが、ある日電話がかかってきました。僕は何気なくSNSを見ていた最中で、つい通話に出てしまった。一度出た電話を切るわけにもいかず、体調を崩していたことにし、謝罪しました。
するとA子が泣き出してしまい…。もちろん会う度楽しく過ごしていましたが、まさか泣くほどとは思っていなくてとても申し訳ない気持ちになりました。
それで、言ってしまったんです「来週空いてる?」と。
返済のために借りる闇金

この時点でお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。芯のない僕は、A子と会うためにまた闇金に借りてしまったんです。
以前は妻に借りて返済できましたが、今回はそんなわけにはいかない。そこで、返済を2度ジャンプした時に闇金業者から「姉妹店があるから、そこから借りて元金も返さないか?」と提案されました。
闇金から紹介された別業者を利用する

闇金が紹介してくれた業者は姉妹店とのことでした。
一度完済した闇金から借りた元金は10万円。『闇金を完済する』とはかなり信用が高まるらしく、初回上限5万円だったのが10万円まで良いと言われたんです。
辞めた方が良い、と思っていましたが、上限の10万円借りる。そして、返済できなくなって利息が膨れていました。

20日間で利息は2万円。元金と併せ、12万円の返済が必要でした。闇金のジャンプとは利息だけ支払うことですが、僕が払えたのは利息だけ。残り10万円はそのままでした。
そこで、紹介された業者に10万円借り、始めに借りた業者を完済させる。そうすれば、万が一のことがあってもまた利用できると言われたんです。
もし借りたくなった時にあてがなくては困る。そう思って、返済のためにもう1社の闇金から借りることに。借りたお金で返済し、初めて利用した闇金には完済できました。
鳴りやまない闇金の取り立て電話

闇金に返済するため、紹介された業者から借りた金額は10万円。ですが、始めの業者と違い、返済は7日ごと。以前より頻繁に取り立てが来るようになりました。
利息は7日で3割。10万円を7日間借りると、3万円の利息が発生するということです。もちろん7日後に返済できるはずもなく、2週間、3週間と時が過ぎました。
3週間後には利息が9万円になり、元金と併せて19万円の借金になっていました。
さらに、返済も遅れているので闇金からの電話も止まらない。仕事中も鳴りやまない着信に、上司から何かあったのか聞かれるほどでした。
終わりの足音が近づく不倫関係

僕が闇金に借りたのはA子のためです。彼女に会うため、交際費を捻出するには闇金しかありませんでした。
ですが、返済が終わらない限り新たに借りることもできない。結局闇金に返済しながらA子に会うこともできず、彼女には断りの連絡をするばかりでした。
A子とのケンカが増える

「しばらく会えない」そう伝えてから、A子の態度は変わりました。もしかすると、A子は自分のことを大切にしてくれない、など不満に感じていたのかもしれません。
金の切れ目は不倫の切れ目

A子は金に執着するタイプではありませんでしたが、所詮は不倫です。金がなければ会うこともできない。僕たちの関係はあっけなく幕を閉じました。
あれほど思った彼女。会うために利用した闇金。全てが夢だったようで、僕の手元にはもう何も残っていませんでした。
妻に闇金の利用がバレる

A子との関係が終わり、精神的にも追い込まれた僕は、まるでゾンビのように日々仕事に出かけていました。
家でも同じだったと思います。その頃の記憶はあまりないので、ハッキリとは覚えていませんが、ある日妻に闇金からの着信履歴・LINEのやり取りをスクショした画像を見せられました。
鳴り続ける着信に妻が違和感を覚える

妻としては、意識朦朧(もうろう)としながら暮らす僕を見ていられなかったのだと思います。妻が意を決したその日も、電話が鳴り続いているのに僕は電話に応じない。
僕に話しかけても返事が上の空だったのだと思います。
入浴中に勝手に電話に出る妻

寝る前に風呂に入ろうと、自室にスマホを置いたまま浴室に行ったその時、妻は僕のスマホを確認したそうです。
すると、数えきれないほどの着信や、何通も届くメッセージ。風呂に入っている、ほんの30分ほどの間もスマホの通知は鳴りやまなかったそうです。
そこで、確認できる全てのやり取りをスクショ・録画して、風呂から上がったタイミングで僕に提示したとのことでした。

妻から聞いた話ですが、証拠はスクショより、別端末から写真を撮る方が有効とされているみたいです。
なぜ妻がそんなことを知っているかと言うと、A子との関係を疑っていたから。というより、全て知っていたのだと思います。
そして、いつか離婚するつもりだったはず。その時の証拠を集めるため、証拠の集め方を調べていたようでした。
しかし、A子と連絡を取っているそぶりのない僕は、どんどん憔悴(しょうすい)していく。そんな僕を見て、「離婚よりも先にやることがある」そう感じたと後に話してくれました。
闇金は法律上返済不要と知る

抜け殻のような僕を放っておけなかったのか、妻は闇金についてあれこれ調べてくれました。本来なら自分で調べるべきですが、あの頃の僕にはそんな気力はなかったんです。
そこで妻が見つけた情報。それは「闇金は元金すら返済の必要がない」ということでした。あんなに取り立てに悩んだのに?無知とは怖いものです。
妻が闇金について調べたことを教えてくれる

闇金は法律上返済の必要がないそうです。妻は、金融庁が公表している過去の判例について見せてくれました。
最高裁判所平成 20 年 6 月 10 日判決の概要
ヤミ金融業者が借主(被害者)に著しく高利(年利数百%~数千%)で貸し付けた場合、ヤミ金融業者は元本の返還を請求することができない。
⇒ 借主(被害者)は元本についてもヤミ金融業者に返還する義務がない。
引用元:金融庁
そこにはたしかに、「返還する義務がない」という文字が。正直、信じられませんでした。僕は闇金に返済できないから、という理由で別の闇金を利用したのですから。
また、取り立てだってそう。仕事がままならないほど電話が来て、いつだって謝っていたのに…。取り立ては電話口でかなり怒鳴られますし、そんな連絡は毎日来るものだから冷静な判断もできなくなっていたんです。
でも、いくら返済不要だからと、そのまま放置して良いのか?その先のことも妻は調べてくれていました。
返済せずに解決する方法を探す

なんでも、闇金は専門家に相談すれば取り立てがなくなるとのこと。法律上返済が不要だからと連絡を無視していると、さらに取り立てが酷くなることがあるそうです。
言ってしまえば、闇金は違法と知りながら金貸しを行う業者です。一般常識が通用するとも思えないので、放置は危ないですよね。
そこからは僕も気を持ち直し、闇金解決に向け相談先を調べたんです。
闇金2社の借入を司法書士に相談する

闇金相談を調べていたら、いくつか相談窓口があることがわかりました。
- 弁護士
- 司法書士
- 警察
- 消費者生活センター
- 法テラス
警察は怪我や器物破損などの被害がないと解決は難しく、消費者生活センター・法テラスは解決に時間がかかる。僕はとにかく早く闇金の取り立てを止めてほしかったので、弁護士か司法書士の2択で考えていました。
初回無料相談を利用する

闇金相談OKの事務所は初回相談無料のことも多く、3カ所の弁護士・司法書士事務所に問い合わせました。その中でも特に親身になってくれた司法書士に相談することにしました。まずは電話で問い合わせましたが、どこも丁寧に対応してくれましたよ。
正直、闇金に借りるほど金に困っている時は数千円の出費もキツイ。なので、初回相談無料の事務所は大変助かりました。
これは僕の勝手なイメージかもしれませんが、弁護士や司法書士って、高圧的だったり、難しい言葉を並べるような人だと思っていたんです。ですが、電話の対応もそういったマイナスイメージを抱くことは一切なく。物腰が柔らかい人ばかりだったことにも驚きました。
たしかに、弁護士や司法書士は日々なんらかの相談を受けているわけです。そう考えれば、相談の時点で高圧的な人っていうのはあまりいないのかもしれません。
複数の闇金利用も解決できる

弁護士にも問い合わせましたが、僕が問い合わせた事務所は司法書士の方が安く解決してくれるとのことでした。2社同時に対応してくれるってことでしたので、司法書士事務所に決めました。
話を聞くと、借り入れ(利息除く)が130万円以上の場合は弁護士。130万円以下の場合は弁護士・司法書士どちらに相談しても良いそうです。
2社以上解決したい場合は割引が利く事務所もあるみたいなので、その人に合った事務所って意外と見つかると思います。
相談した翌日から闇金の取り立てがなくなる

さらに驚いたのが、相談した翌日に取り立てが来なくなったこと。履歴が埋まるほど毎日電話が来ていたのに、1件も連絡が来なくなったんです。
こんなことなら、もっと早く司法書士事務所に相談すればよかったと思いました。
取り立てがなくなり仕事が順調に

司法書士に相談したあの日から、本当に一切取り立てが来ませんでした。電話だけでなく、メッセージも。
聞いたところによると、司法書士に相談することを「司入れ(しいれ)」と言うこともあるそうで、司入れすると、ほとんどの闇金は取り立てを止めるのだとか。
いくら闇金と言っても、逮捕されるのは避けたいので、司法書士からの通知を皮切りに連絡を辞めるそうです。
仕事の邪魔になっていた取り立て電話がなくなる

いつでも鳴り続けていた取り立て電話がなくなり、仕事もこれまで通りこなせるようになりました。営業で電話を使うことも多くかなり支障が出ていましたが、すっかり日常が戻って心の底から安心しました。
精神的負担が減り仕事に集中できるようになる

闇金に借りてからも我武者羅に働いていたつもりでしたが、あまり集中できていなかったようです。
取り立てがなくなってからは成績もあがり、役職が上がったことで手当ても増える。結果として、毎月の給料が上がり、闇金解決に使ったお金もすぐに取り戻すことができました。
再構築に向け妻との関係を見直す

さて、家庭はどうなったのかと言うと、妻との再構築を行なっている最中です。妻には頭が上がりません。僕は、不倫のために闇金に手を出した心の弱い人間ですから。
不倫の謝罪と今後について

まずはA子のことについて謝罪しました。妻は僕が不倫していることには随分昔から気づいており、いつか伝えるために証拠を集めていた。
ですが、その証拠も僕の目の前で全て処分し、「なかったことにはならないが、もう一度だけ信じる」と言ってくれました。
また、驚いたのが妻が僕に謝罪したこと。謝るのは僕の方なのに、妻が深々と頭を下げたんです。

「私たちはコミュニケーションが足りていなかった。家での居心地も悪かったと思う。それに気づいていながら私はあなたから逃げたんだ。」と。
衝撃でした。ですが、振り返ってみると僕たち夫婦は、嫌なことから目を背けていた気がしました。
僕が不倫したことは紛れもない事実。さらに、不倫のために闇金を利用したのも僕の犯した罪です。
しかし、妻は僕を責めるのではなく、未来に目を向け、僕との将来を思ってくれたのだと感じたんです。
僕は以前、妻に闇金の返済費用を立て替えてもらったこともある、情けない人間です。この恩を忘れずに、今一度妻を大切にすると心に決めました。
家族として再構築することに

妻とは話し合いの末、もう一度家族としてやり直すことを決意しました。時には意見がぶつかることもあると思います。
ですが、僕たちは今までそれすらなかった。お互いの意見を伝えることもなく、水槽の水面を泳ぐ金魚のように時を過ごしていたんです。
これからは意見をぶつけ合い、流れの早い川を泳いでもはぐれないよう、お互いの存在を確認しながら生きていくと、そう心に決めました。
生活費や生活スタイルを改めて考える

もちろん、もう不倫をするつもりも闇金に借りるつもりもありません。ですが、同じ過ちを繰り返さないためにも今までの生活を見直すことにしました。
給料の使い道を再考する

まずは給料の使い方。僕たち夫婦は共働きですが、財布は別。家のローンや食費は、月々12万円ずつ出し、その中から賄うことになっていました。
しかし、12万円以外の給料の行方は互いに知らず、預貯金も把握していませんでした。そこで、預貯金や残りの金額を把握し、12万円という生活費は妥当なのか。

また、今後のために口座を作り、共同財産として積み立てをすることにしました。
子どももいない家庭なので、基本的に緊急の出費はありませんが、いつ病気をするかもわかりません。万が一手術が必要になった時のためにも、貯金があって損することはありません。
そこで、なにかの時のため、貯金をして備えることにしました。
また、収支バランスは金融庁が行っている「ライフプランシミュレーター」を使いました。年齢や年収を入力すると、将来のプランも出してくれるのでイメージしやすかったですよ。
家事の担当を妻と決める

お金のことも大切ですが、一緒に暮らすということは家事についてもルールが必要です。僕は今までほとんど家事をしたことがなく、妻に任せっきりでした。
今思えば、共働きで生活費もほぼ折半なのに、家事は妻がしてくれていたのはバランスが悪い。妻の不満が溜まるのも当たり前です。

僕たちが決めた家事の分担はこう。
| 項目 |
担当者 |
| 洗濯 |
それぞれ |
| 掃除機 |
月~木⇒僕、金~日⇒妻 |
| 料理 |
月・火⇒僕、水・木⇒妻、金~日⇒ジャンケンor外食 |
| 食器洗い |
月~木⇒妻、金~日⇒僕 |
| 風呂掃除 |
月・火⇒妻、水・木⇒僕、金~日⇒ジャンケン |
| トイレ・洗面台掃除 |
隔週交代 |
妻と話し合い、基本的にはこれでいこう!となりました。
もちろん、残業やその時の体調などで変更が必要な時はあります。なので、あくまで基本的な割り振り。できるだけお互いの負担が半々になるように決めました。
今まで家事をしてこなかった僕は、いかに妻が大変だったかも思い知りました。
不倫と闇金を振り返って

僕がしてきたことは妻を酷く傷つけ、酷く裏切る行為でした。それなのに、妻は僕にもう一度チャンスをくれた。この機会を無駄にしたら、僕はさらに下の存在に成り下がってしまうと感じました。
なので、可能な限り妻と向き合い、未来を見られるよう給料や家事、僕らの生活を見直しました。
こんなことで許してもらえるとも思っていませんが、僕にできることはこのくらいしかありません。
もう、妻を悲しませないように。今までのことは反省し、前を向き、正直に生きて行こうと思います。
最後に

不倫のために闇金にまで手を出したユウタさんですが、彼は今、奥さまとの暮らしを見つめ、前を向きに生活を立て直している。
闇金の取り立ては、時に仕事や家庭にも影響を与える。それは彼も同じだった。
当時は気が付かないほどストレスを感じていたようで、闇金の返済に頭を抱えていた頃、現在より7キロも体重が減少していたのだとか。
人は精神的に追い込まれると、余裕がなくなり、周囲にも目が向けられなくなる。闇金の手口はいつの時代もメンタルに悪影響を及ぼす。彼もまた、餌食になったひとりだ。
しかし、闇金の取り立ては専門家に相談することですぐになくなることも。所謂「司入れ(司法書士に相談すること)」をするだけで、取り立てもなくなれば、返済の必要もなくなる。
頭ごなしに怒鳴り散らかす闇金の言いなりになる必要はない。ぜひ、彼のように然るべきところに相談し、被害を最小限に抑えてほしいものだ。