トクリュウとは|一体何をする集団なのか?

トクリュウは「匿名流動型犯罪グループ」の略。ひとつの犯罪を行うためだけに集まった人たちのことを言います。
では、そんなトクリュウは一体なにをしているのか。ニュースでもしばしば耳にするトクリュウについて解説します。
トクリュウの語源
トクリュウは一般的なバイトや仕事のように企業名を出して働き手を募集することはありません。求人が出されるのは主にSNS。使用されるアカウントも個人アカであることがほとんどです。
そのため、誰が求人を出していて、なんと言う企業から給料が支払われるのか。通常の働き方なら当たり前にわかる情報もないため、匿名性が高いと言われています。
また、たまたま同じメンバーに出くわすことはあるかもしれませんが、基本的に同じ人が雇われ続けることはありません。要は日払い単発バイトのようなものです。
いつもメンバーが違う。求人を出している人も違う。そこで、流動性のある犯罪と言われるようになりました。
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SNSを使った犯罪として「個人融資」というものもあります。一見個人が金貸しを行なっているように見える個人融資ですが、その実態は闇金。SNSが犯罪の場になることもあるので、知らずに関与しないよう注意が必要です。
何をしてる?トクリュウの主な活動内容
- オレオレ詐欺
- 還付金詐欺
- ロマンス詐欺
- SNS型投資詐欺
- ニセ警察詐欺
- 強盗や侵入
- 窃盗
- 悪質リフォーム詐欺
- 薬物の密売
- オンラインカジノ
ひと言でトクリュウと言っても、活動内容は様々。オレオレ詐欺やロマンス詐欺もあれば、窃盗や薬物の密売まで幅広いジャンルの犯罪が行われます。
あくまでトクリュウの定義は、実行する人間に対し指示を出す者がいる。そして、犯罪のために集められた人間であるということ。その時々に合わせ、実行される犯罪は異なります。
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同じ裏社会の犯罪、闇金も関わりを持つと犯罪に加担することになる場合があります。映画や漫画で有名な闇金ウシジマくんの世界もノンフィクションではないので、日々注意して暮らす必要がありますね。
トクリュウ実行犯|ターゲットにされている年齢層
【解説】“トクリュウ”の実行犯ターゲット「低年齢化」 未成年でも重い刑罰の可能性も 栃木・上三川町強盗殺人事件
栃木県上三川町の強盗殺人事件をめぐり、実行役の少年と指示役の関係が明らかになりつつある。16歳の高校生らが関与し、夫婦による指示のもとで犯行に至った可能性が指摘されている。専門家は、闇バイトの低年齢化と組織の実態解明が今後の焦点だと指摘している。
引用元:FNNプライムオンライン(2026年5月19日)
過去、20代を中心に実行されていたトクリュウですが、実行犯の年齢層は徐々に低下。最近は10代が実行犯に抜擢されるようになりました。
トクリュウの実行犯が低年齢化している原因のひとつとして、「考える能力が低い」ということが挙げられます。
もちろん、年齢だけで物事を決めつけるつもりはありませんが、一般的に事件の報道を見れば、危険な犯罪に手を染めるのは辞めよう、と考え直すはずです。
しかし、勢い任せに行動しがちな若い世代は、報道を見ても「自分は大丈夫。」「自分に限って逮捕されることはない。バレない。」と考え、自ら犯罪に手を出してしまうことも。
トクリュウの大元はこういった傾向を見据えたうえで実行犯に10代などの若年層を使い、犯罪を繰り返しているのかもしれません。
闇バイトとトクリュウの関係は?
闇バイト。トクリュウ。どちらも言葉だけなら聞いたことがある方が多いでしょう。
その場限りのメンバーが集まって犯罪を行う。それがトクリュウ。トクリュウのメンバーとしてバイトすることを闇バイトと言います。

闇バイトの求人はSNSを通じて行われることも。この投稿は、闇バイトの可能性がある投稿です。
「#ホワイト案件」や「#高額バイト」など、スキルがない人でも手軽に働けそうな言葉ハッシュタグに使用し、すぐにお金が欲しい人がひっかりやすいような投稿が闇バイトの特徴です。
闇バイトは国内の案件だけでなく、煌びやかに見える海外案件も。

この求人は、パスポート代や渡航費も負担してもらえるということで、現実から目を逸らしたい人。または深く考えず「海外!すごい!無料で行ける!」と危険性も垣間見ずに応募するような人をターゲットにした怪しい案件です。
「休日はヴィラで〜」など、まるで夢物語のようなことを書いていますが、果たして休日などあるのでしょうか?
安易な気持ちで応募すると、ゴテゴテの犯罪の詐欺や薬物の密売などに加担する可能性が高いことは言うまでもありません。
また、海外案件の危険性については外務省も注意を呼びかけています。
違法薬物の密輸は、それが意図的であるか否かにかかわらず所持しているだけでも、国によっては死刑や終身刑といった極刑が科せられます。また、日本の国内法上、海外での違法薬物所持であっても国外犯規定が適用され、処罰の対象となります。海外であっても、各国国内法または日本国内法に基づく犯罪行為に対する刑罰は免れません。
引用元:外務省
知らずに薬物の密売を行った場合、国内外関係なく罪に問われることも。安易に手をだすと犯罪に加担することになります。
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トクリュウや闇バイトで荒稼ぎしようとするのも危険ですが、闇金に借りるのも同じくらいNG。金銭的に苦しい方は、闇金を利用してから後悔しないようご注意ください。
歴史と手口|トクリュウや闇バイトはいつからあり、どのように行われるのか

いつからかニュースで耳にするようになったトクリュウと闇バイト。今に始まったことではありませんが、いつからトクリュウや闇バイトが始まったかご存知ですか?
また、闇バイトの募集方法やトクリュウを行うに至る流れを解説します。日々目にする、耳にするトクリュウの背景に迫りましょう。
闇バイトの始まり
闇金バイトの始まりは2000年ごろ。闇金が関係していると考えられています。闇金の借入を返済できなくなった利用者は受け子や出し子として、詐欺に加担。
犯罪に協力することで、報酬を受け取り、詐欺等で稼いだ金を闇金に返済する。これが闇バイトの先駆けのようです。
そして、2008年。日本でiPhoneの販売がスタートしました。これまでガラケーが主流だったところから、流通する端末はスマホへ。
スマホが普及したことで、誰もが手軽にSNSを利用するようになりました。ガラケー時代はSNSと言うとごく一部、機械に強い人が活用しているツールでした。
しかし、スマホが主流になりSNSも一般化。誰でも多くの情報を入手できるようになったのです。社会人はもちろん、学生も。
趣味としてSNSを利用する分にはなんら問題ありませんが、SNS人口が増えれば、そこは犯罪の温床にもなります。
一見ただの求人に見える投稿が、実は犯罪のメンバーを集めていた。それが闇バイトの求人です。
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トクリュウ・闇バイトとも関係がある闇金の歴史も解説しています。闇金の始まりや、ルーツも合わせてご覧ください。
トクリュウはいつからある?
『トクリュウ』という言葉が生まれたのは2023年と言われています。メディアでトクリュウと言い始めたのは、ある事件がきかっけでした。
「ルフィ」事件、強盗指示役の被告に無期懲役 狛江の90歳女性死亡
「ルフィ」などと名乗る特殊詐欺グループの男らがフィリピンから指示したとされる強盗事件で、グループ幹部の一人で強盗致死罪などに問われた藤田聖也(としや)被告(41)に対し、東京地裁は16日、求刑通り無期懲役とする判決を言い渡した。
引用元:朝日新聞(2026年2月16日)
2023年1月、東京都狛江市で当時90代の女性が殺害された強盗事件。この出来事を実行したのがトクリュウ。闇バイトで集められた22人でした。
そして、闇バイトで強盗を実行するよう指示、管轄していた特殊詐欺グループの幹部が逮捕されたことで注目されました。
この事件から同様の犯罪はトクリュウと呼ばれるようになり、闇バイトにも注目。警察では新たな被害が生まれないよう、SNSでも注意喚起を出しています。
トクリュウ|応募から実行までの流れ
トクリュウは、闇バイトの求人に応募することから始まる。始めはリプライやDM等で簡単な連絡を取りますが、その後テレグラムやシグナルなど、メッセージを読むと文章が消える秘匿性の高いアプリを案内される。
すると、免許証や学生証。マイナンバーなどの顔写真付き身分証と実家や勤務先等の個人情報を提出するよう促されます。これが、闇バイトにちょっと応募したつもりが逃げられなくなる原因でしょう。
そして、テレグラムやシグナルで闇バイトの詳細が送られてきます。バイト内容はオレオレ詐欺やロマンス詐欺など、ターゲットを騙して金を奪うもの。その他には強盗もあります。
ひと昔前までの日本で強盗事件と聞くと、海外のニュースに感じられた人も多いはず。しかし、今は強盗が当たり前に行われるようになりました。
その時割り振られた案件によって指示役から当日の仕事内容を教えられ、実行犯は指示に合わせて犯罪を実行します。
実行犯の報酬は数万円と言われており、報酬を受け取れないケースもあるのだとか。結局のところ実行犯は使い捨て。首謀者からすれば指示役も同じなのでしょう。
トクリュウの組織構造と実行までの流れ

犯罪行為を行うトクリュウですが、一体誰が首謀者なのか。トクリュウを生み出している人物の存在と、トクリュウの案件になるまでの流れ。
どのように犯罪が行われているのか、トクリュウの根源を紐解いていきましょう。
誰が首謀者?トクリュウの親
2023年からトクリュウと呼ばれるようになりましたが、似たような犯罪集団は半グレ、または準暴力団などの名称で呼ばれていました。
トクリュウの案件を振っている大元は元暴力団の一般人など、いわゆる半グレが親となって犯罪を繰り返していると言われています。
暴力団に所属した人が団体を離脱するには、警察や全国にある暴力追放運動促進センターに相談。その上で、必要な書類を書き、離脱支援・経済支援・就労支援を受けます。
暴力団としてではなく、一般人として生活できるようサポートされますが、その中でネックなのが元暴5年条項。暴力団から一般人を守るためにある法律です。
元暴5年条項とは、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)」を元に定められたルール。
この法律は、暴力団員の行う暴力的要求行為等について必要な規制を行い、及び暴力団の対立抗争等による市民生活に対する危険を防止するために必要な措置を講ずるとともに、暴力団員の活動による被害の予防等に資するための民間の公益的団体の活動を促進する措置等を講ずることにより、市民生活の安全と平穏の確保を図り、もって国民の自由と権利を保護することを目的とする。
引用元:暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律
暴対法により、暴力団を離脱した人は5年間以下行為が禁止されます。
- 銀行口座の新規口座開設
- 不動産の賃貸契約
- ビジネスの取引や業務委託の契約
- 警備 / 風俗営業などの許認可
- 新規の携帯契約
銀行口座は作れない。仕事もできない。携帯も賃貸の家も契約できない。そうなると、サポートがあっても5年間耐えられずに半グレとなり、トクリュウを生業にするケースもあるようです。
トクリュウのトップ全てが半グレとは限りませんし、全員が元暴力団とも限らない。ただし、実際にこういったケースがあることは否定できないでしょう。
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反社会的勢力(=ヤクザ)のシノギのひとつ『闇金』。闇金もトクリュウと同じように一般社会で収入を得られない人が行なっていることがあります。自分は関係ないと思っていても、実は身近なところに潜んでいることもあるので注意しましょう。
ピラミッド型に運営されるトクリュウ
トクリュウは上層部から順にピラミッド型の役割があり、最下層に実行犯や下見役がいます。

リクルーターは求人を出し、募集を管理する人。指示役は、実行犯や下見役に指示をだす役割があります。
現場仕事として実行犯や下見役、道具調達役がいますが、ここが最も逮捕に近い存在。道具を調達するにしても、店舗に出向いたら防犯カメラに顔が映る。ネットで購入するにしても送り先や支払いにより個人情報が出ます。
下見役はターゲットとなっている個人宅に行って住んでいる人の生活を確認したり、侵入経路をチェックします。下見役は道具調達役が用意した隠しカメラを設置し、ターゲット宅を監視できるよう準備させられることもあり、住人に顔バレするリスクも伴います。
香川県警がトクリュウ対策本部を設置 県内では下見行為の通報急増
全国で強盗などの事件を起こしている「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の脅威に対応するため、香川県警は7日、小林雅彦本部長をトップとする対策本部を発足させた。
県警によると、県内では隠しカメラの設置など、トクリュウが関与したとみられる犯罪の下見行為について相談が急増。5、6月は計115件に上った。
引用元:朝日新聞(2026年7月12日)
香川県では、トクリュウの下見と思われる隠しカメラが設置されているとし、県警は対策本部を発足させました。
被害者を減らすためには、ある日突然設置されるカメラにはご注意いただきたいですし、下見役が隠しカメラを設置しているとすれば警察はその事実を把握しています。
未成年であっても罪に問われる可能性が高いので、「カメラを取り付けるだけで高額なバイト代が入る」などと思わず、『自分は犯罪の手助けをしている』と意識してほしいものです。
トクリュウの「逮捕ニュース」

トクリュウの存在はルフィ事件から一般的になりましたが、その後度々トクリュウ逮捕の報道を目にした方もいらっしゃるはずです。
強盗や詐欺に関する報道はもちろん、指示役・実行犯より上の層が逮捕されたニュースもご紹介します。
中学生が逮捕された事案
「グレーな案件やるか」少年の闇バイト募り侵入盗繰り返す 容疑で中学生含む7人逮捕
少年の「闇バイト」を募って侵入盗を繰り返したとして、京都府警少年課と左京署は4日までに、窃盗や住居侵入の疑いで京都市右京区の無職の男(21)や西京区の土木作業員の男(20)、京都市や京都府亀岡市の14~17歳の少年5人の計7人を逮捕した。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)とみている。少年5人が侵入盗の実行役で、中学2年生と3年生も含まれているという。
引用元:京都新聞(2026年8月4日)
これは想像力が乏しい中学生が闇バイトに手を染めたケースです。20代も逮捕に至っていますが、複数人が捕まり、その中には中学生も。
侵入盗(しんにゅうとう)とは、住宅や店舗に侵入して窃盗すること。この報道は、侵入盗を繰り返した犯人が逮捕されたというものです。
中学生が窃盗を繰り返す。それも、単独で行っているのではなく、上層部からの指示のもと窃盗を行っているのです。
トクリュウの運営元からすれば窃盗で捕まる中学生など、ただの捨て駒ですし、いついなくなっても良い。また新しい働き手がネットで探されるのでしょう。
トクリュウに情報提供する「案件屋」の逮捕
トクリュウを支える「案件屋」とは 警視庁初摘発で見えた中枢の役割
東京・立川市で起きた匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による窃盗事件で、現金の保管場所などの情報を提供していたとみられる“案件屋”の男が3日、逮捕された。警視庁が案件屋を逮捕するのは初めてという。
引用元:内外タイムス(2026年7月8日)
強盗など、トクリュウがターゲットにしている家や店舗は、『案件屋』と呼ばれる情報屋が「ここなら強盗に入りやすい」「この家はお金持ちだ」などの情報を流しています。
現金の保管場所も提供していたとのことなので、事前に家に入り、間取りや生活スタイルを把握できるよう下見役が事前に動いていたのかもしれません。
案件屋が摘発されたのは初めてのことですが、この事件をきっかけにトクリュウの上層部逮捕に近づける可能性もあるでしょう。
暴力団がトクリュウに関与したとして逮捕
これまでトクリュウは半グレが行っているとされていましたが、暴力団の関与も否定できなくなりました。
下見を行ったとして逮捕されたのは指定暴力団・六代目山口組系幹部。計5名が逮捕されています。
暴力団(=ヤクザ)は昔、それぞれのシノギがあり、独自の生業で活動を続けていました。しかし、ヤクザへの風当たりが強くなりシノギは激減。
かつて的屋や賭博で安定した収入があったヤクザも、仕事がない。売り上げが立たない状態に追い込まれているのかもしれません。
ヤクザは人を使い倒すのが主流でしたが、人を使い捨てるインスタントなシノギも視野に入れるようになった可能性もありますね。
用語|トクリュウや闇バイトで使われる言葉

トクリュウや闇バイトの求人に使用される専門用語をまとめました。
- オーナー:トクリュウの首謀者。
- リクルーター:SNS等でトクリュウとして働く人を見つける。
- 回収役:強盗に入った家から金品を回収し、指示役に品を渡す。
- 運び屋:違法薬物の密輸や特殊詐欺でできた金を運ぶ。
- 受け子:オレオレ詐欺等で被害者から金を受け取る。
- 出し子:詐欺等で振り込まれたお金をATMから下ろす。
- かけ子:詐欺の電話をかけ、被害者を騙す(警察役や弁護士役、息子役などがある)
- UD:受け子・出し子の略。SNSの求人や、リクルーターとのやりとりの中で出てくる。
- たたき:住宅にや店舗に侵入し、現金や商品を奪い取る行為。強盗のこと。
- グレー:犯罪スレスレという意味で使われる。しかし、実際は真っ黒な犯罪行為。
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トクリュウや闇バイトとそう遠くない、闇金の用語集はこちらをご覧ください。
闇金とトクリュウの関係

無関係に見える闇金とトクリュウ。実は、この2つは切っても切れない関係があります。
闇金とは違法に金貸しを行う高金利な金融。通常30日に1度程度の返済で済む消費者金融と違い、7〜10日に1回返済日が来ます。
そのため、催促は頻繁。返済日の度に取り立てが行われます。また、高額な金利は完済できるはずもなく、滞納は珍しいことではない。
「頻繁に返済日が来る→金利が高額で返済できない→取り立てが怖い」このループにハマると、取り立ての一環として闇金からトクリュウの仕事をするよう促されることも。
闇金のトップはヤクザが関係していることがありますが、トクリュウも同じ。同様に反社会的勢力が関わっているため、場合によってはトクリュウを紹介されるというわけです。
怖い返済から逃れるため、闇金利用者はダメと知りながらもトクリュウに手を出してしまうことがあります。
トクリュウの仕事内容はその時々によって異なりますが、共通点は違法。どんな仕事であれ違法なものばかり。
さらに、闇金への返済が遅れて紹介される仕事は実行犯であることがほとんどで、トクリュウの幹部クラスと比べて逮捕される可能性は十分に高い。
返済できないから、とその場凌ぎでトクリュウに加担しても違法行為であれば逮捕されることがあります。
- これ以上取り立てされたくない
- 利息だけでも払ってしまいたい
このような気持ちでトクリュウに手を出すと、後悔した時にはすでに刑務所の中かもしれません。
トクリュウの検挙数
| 年度 |
種類 |
件数(件) |
合計(件) |
| 令和6年 |
詐欺 |
289 |
- |
|
窃盗 |
103 |
- |
|
薬物事犯 |
70 |
- |
|
強盗 |
34 |
- |
|
- |
- |
496 |
引用元:警察白書令和6年版(国家公安委員会警察庁)
令和6年版 警察白書によると、令和5年中に検挙されたトクリュウは496件。最も多いのが詐欺で289件。窃盗は103件だったとされています。
詐欺や強盗はトクリュウ以外でも行われることがありますが、トクリュウだけでこれだけある。全ての案件に指示役がおり、実行した人間もいるということ。
ニュースで報道されているトクリュウが全てではなく、人目に触れていない事件でもトクリュウが関与している事件がこれほどあるのです。
トクリュウと言うと特別なイメージがあるかもしれませんが、そんなことはない。身近で、今後も増える可能性が高いということを忘れてはいけません。
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違法な金貸し、闇金の検挙数はこちらで紹介しています。トクリュウや闇バイトだけでなく、生活を脅かす可能性がある闇金についてもぜひご確認ください。
今後トクリュウはどうなっていくのか

トクリュウの実行犯は中学生などもおり、どんどん低年齢化していくのではないでしょうか。または、収入が少なく生活が苦しい方なども実行犯としてターゲットにされる可能性も。
スマホひとつあれば闇バイトの求人にたどり着くことはできますし、実際にはバイト代が支払われなかったとしても、目先のお金だけ考えている人は、「本当に支払われるのか」「この仕事をするとどうなるのか」など考えずにバイトしてしまう。
トクリュウとわかっていても応募してしまうなら、実行すると何が起きるかをさらに明確に公表していく必要があるのかもしれません。
また、生活が苦しいなら収入と支出のバランスをフラットにしなければ生活は楽にならない。さらに、収入を増やしたくてもいつまでも給料があがらない。という人も対策が必要でしょう。
中高生など、スマホは自由に使えても想像力が乏しく、闇バイトをしたらどうなるか未来が考えれられない若年層はもっと現実を見た方が良いのかしれません。
SNSで手軽に募集できるのは、犯罪組織にとって悪い意味で有利な環境です。今後トクリュウが減るようにするには、実行犯のなり手を止める策が必要になるのではないでしょうか。