
ヤミ金と、カードローン・消費者金融の違いって何?

この記事はこんな人にオススメ
・ヤミ金と消費者金融、カードローンの違いがよくわからない
・情報が欲しい
・借入先が違法じゃないか確認したい
結論:闇金とカードローン・消費者金融の違い
闇金とカードローン、消費者金融の違いは以下の点を抑えることで明確な違いを知ることが出来ます。
闇金とカードローンの違い
・闇金
小額を短期間の間、違法な高金利で貸し出す違法業者
・カードローン
消費者金融や銀行などが行う小口の融資。法律で決められた利率は上限金利の範囲内。
闇金かも?と思ったら
・金利の確認
(法律で定められた上限金利はは年20%、仮に5万円借りても1年間で最大1万円の利息)
・貸金業者登録番号をチェック
(法律では貸金業を営む場合は必ず「貸金業者登録番号」が必要です。登録番号について詳しくはこちらから)
・電話番号をチェック
(貸金業者を営む場合、必ず固定電話の番号が必要です。090、080、070で始まるような電話番号の場合は闇金である可能性が高いです。)
闇金に強い弁護士や司法書士に相談
もしも借入先が上記に当てはまるような場合は、闇金に強い弁護士や司法書士に相談してください。
通常の弁護士や司法書士は闇金に関する事案を取り扱っていないため断られてしまう可能性があります。


この記事のまとめ
┣ 闇金の見分け方
闇金とカードローン、消費者金融の違い
闇金とカードローン・消費者金融では一般の個人に対して小口の貸付という点では同じですが、大きく分けて以下のような違いがあります。
違法か合法か
闇金(違法)
現在日本では貸金業を営む場合貸金業法を遵守する必要がありますが、法を守らずに営業を行う業者のことを闇金といいます。
カードローン
銀行や信販会社、消費者金融等が行う小口の融資のことです。小口の貸付であるということは闇金と似ていますが貸金業法を遵守した金融機関での貸付なので合法です。
消費者金融
銀行や信販会社とは違い、民間の個人向けの融資を行う金融機関です。規模によっては街金などと呼ばれる場合もあります。貸金業法などの法律を遵守した貸金業者を指すため合法です。

闇金・カードローン・消費者金融の特徴
闇金・カードローン・消費者金融には以下のような特徴があります。
闇金(違法)
・貸銀業法を守らない違法な業者
・上限年金利20%を超える金利
・融資はブラックリストに乗った人や多重債務者など総量規制の対象者にまで融資を行う
カードローン(合法)
・正規登録された貸金業者や銀行などが行う小口の融資
・無保証・無担保で借りることが出来る
・銀行系は高くても年利1.8%~14%程度で、上限も高いが審査が厳しい
・消費者金融系は高くても年利3%~18%程度で、審査が比較的通りやすい
・借り入れ額は年収の3分の1までの制限
消費者金融(合法)
・貸金業法を守り登録を行った業者(一般的な金融業者)
・一般の個人(消費者)を対象に融資を行う
・おまとめローンや個人事業主を対象にしたローンなどがある
・カードローンなどに比べて金利が高めで返済が長引くと利息が高くなる(※上限金利内)
闇金の見分け方
借入先がもしかしたら闇金かも?と思ったら以下の点を確認してみてください。もし1つでも当てはまるようなら闇金です。
利息の確認
法律によって以下のように上限金利は「年単位」で、且つ借り入れる金額によって決められています。
・10万円未満→年金利20%以内
仮に5万円を借りたとしても1年間の利息は最大1万円、月で833円、1日17円です。
・10万円以上100万円未満→上限年金利18%以内
仮に50万円を借入した場合、1年間で最大9万円、月で7500円、1日246円です。
・100万円以上→上限年金利15%以内
仮に150万円を借入した場合、1年間で最大22万5000円、月で1万8750円、1日616円です。
遅延損害金を含めても20%以内
支払いが遅れた際などに発生する遅延損害金ですが、遅延が発生した場合においても課せられる金利は最大・年20%以内とされています。

闇金の取り立て方法
闇金の取り立てには以下のような特徴があります。
・深夜、早朝の取り立て
・職場まで執拗な取り立て
・第三者にわかるような取り立て
・回線がパンクするほどの執拗な電話やメール、FAX
・債務者以外の第三者に対する取り立て
・債務者を威迫するような行為
・身の危険を感じさせるような脅迫

貸金業者の情報
貸金業法では以下の情報の明示や、求められた際には必ず開示することが決められています。もし教えるのを渋ったり「子会社だから」「支社だから」といって情報を開示しない場合は確実に闇金です。
・貸金業者登録番号
・貸金業者名
・住所
・固定の電話番号


消費者金融の中にも闇金が居るかも?
実は正規登録されている中小規模の消費者金融や街金と呼ばれる貸金業者の中には、正規登録されているのにも関わらず違法行為を行う業者(=闇金)が居る可能性もあります。
正規の貸金業者なのに違法?
日本で決められている貸金業法を守らなければ、いくら正規の手続きを経て登録を行っていたとしても扱いは闇金と同等の扱いになります。
貸金業者の違法行為の見分け方
正規登録された貸金業者の場合、闇金業者を見分けるのに比べて判断が難しい場合がありますが以下の事に注意することで、見分けがつく場合もあります。
・金利は上限年金利の範囲内か
・遅延損害金は上限金利20%以内か
・保険などの強制加入が条件ではないか
・死亡保険金などが担保ではないか
・公正証書の代理委任状などを担保に取られていないか
・公的な給付金が担保ではないか
正規登録のフリをしていないか
中には闇金業者が正規登録された貸金業者を装い、登録番号などを勝手に複製しているケースなどもあります。
そういった場合には下記のサイトを利用するなどして、提示された情報が正確なものなのかどうかを確かめる必要があります。
金融庁「貸金業者情報検索サービス」
ここで登録されている業者の正確な情報を探すことが出来ます。1つでも違っていたら要注意です。
日本貸金業協会「協会員検索」
金融庁に登録されており、且つ協会に登録されている貸金業者を検索することが出来ます。
日本貸金業協会「ヤミ金(悪質業者)の検索」
上記2つとは違い、正規登録された金融業者ではなく違法業者(闇金)を検索することのできるサービスです。


もし借入先が闇金だったら?
もし借入先が普通のカードローンや消費者金融・街金などでは無く闇金だとわかった場合は、以下のような対処を取ってください。
絶対無視しない
取立ての電話などは絶対に無視しないようにしてください。闇金から借入をした状態で取立てを無視すると急激に嫌がらせがエスカレートし、職場や第三者にまで取立てが及ぶ場合があります。
周囲に相談しておく
闇金の取立てが悪質なのは、債務者以外の第三者を巻き込んで危害を加える点にあります。被害が周囲に及ぶ前に周囲には謝罪と、十分な説明をしておくことで誤解などを避けられることができます。
闇金に強い弁護士・司法書士に相談
通常の弁護士や司法書士は闇金に関する事案を取り扱っていないため、相談や依頼先は闇金に強い弁護士や司法書士にすべきです。
交渉によりすぐに悪質な取立てを止め、穏便に解決をすることが出来ます。


日本闇金解決センターとは?
日本闇金解決センターでは闇金に悩む方を少しでも多く救いたいと、闇金に強い弁護士や司法書士の紹介を行っているサイトです。
地方でも安心の全国対応
当サイトでご紹介している弁護士や司法書士は電話やメールでの相談を無料で受け付けているため、地方の方でも安心して相談を行う事が出来ます。
また各事務所メールでの相談は24時間、年中無休で行っているため日中お仕事で相談が難しい方でも相談が可能です。
※ただし返信は各事務所営業時間内となります。
費用が心配な方でも安心
当サイトでご紹介している闇金に強い弁護士や司法書士のほとんどが後払い・分割払いに対応しているので、すぐに費用が用意できないという場合でも安心してご利用いただけます。
各事務所によって条件などがあるので、費用が心配な場合は無料相談にてお問い合わせください。
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